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つぶやきかさこ

カメライター(カメラマン&ライター)かさこの毎日更新ブログ。政治・金融・社会問題から旅行記、写真などさまざまな話題を提供します。ホームページhttp://www.kasako.com/

土曜日に、私は京浜工業地帯の浮島町を撮影したわけだが、
私が京浜急行川崎大師線の小島新田駅から浮島の先端まで歩いていた道路の、
ちょうど真上を走る道路がなんと月曜日のヤフーニュースに出ていて驚いた。

首都高川崎縦貫線、2・4キロ残して工事費が底をつく
東名高速と東京湾アクアラインを結ぶ、
建設中の首都高速道路「川崎縦貫線」の1期区間(川崎市、7・9キロ)が、
あと2・4キロの段階で工事費が底をつき、
多額の資金不足に陥っていることが3日分かった。
ずさんな事業計画の破たんが原因だが、
首都高速道路公団は先月末に行った事業評価でも、
この事実を伏せたまま、抜本的な見直しを先送りしていた。
地価が高くトンネル工事などで
事業費が膨らみがちな大都市の高速道路は、
10月の公団民営化に向けて見直しが必至の中、
不透明な対応が問題になりそうだ。
川崎線の1期は、3・5キロを供用しているが、
接続するアクアラインの利用の低迷で交通量は予測の半分以下。2期は調査段階。
(読売新聞)

何たる奇遇なことか。
別に私はそのために写真を撮りにいっていたわけではないんだけどな。
というか、まあ、私が歩けばニュースに当たるというよりは、
世の中そこいら中に無駄なものが多いってことだろう。
無能なマスコミの小泉バッシングは続いているが、
お国のやる無駄な郵政、道路公団ほか特殊法人廃止議論に、
「小泉君は説明義務を」みたいなバカなことを抜かしているマスコミは何を考えているんだろうな。
税金が食い物にされていて、民営化すればそれがなくなるっていうのに、
小泉首相の足を引っ張る報道ばかりしている。
先日、京浜工業地帯の夜景撮影をチャリンコで回った折、
行けなかったその先の島、浮島町という馬鹿でかい埋立地があった。
地図を見るにかなり工場も多く、いい撮影スポットになりそうだ。
しかし鶴見からチャリで行くにはあまりに遠い。
地図をよく見てみると京浜急行の川崎大師線が使えることに気づく。
大師線終点の小島新田駅から歩いていけば、浮島町に行ける。
片道4kmほどありそうだが、鶴見からチャリで行くよりはるかに楽そうだ。

私は小さい頃、鶴見に住んでいたので、川崎大師は知っていた。
京浜急行大師線というぐらいだから、この電車の用途は川崎大師に行くための電車だと思っていたが、
終電を調べるとなんと24時代まである。
単なる川崎大師に行く観光路線ではないのだなと思った。

実際に乗ってみるとやはり観光路線だけではなさそうだ。
もちろん沿線に住んでいる住民の足という側面もあるのだが、
小島新田駅そばにはすでに工場が多くある。
つまり、大師線は、鶴見線のような役割、
京浜工業地帯へと労働者を運ぶ足としての役割もあるから、
こんなに遅くまで走っているのだということに気づいた。

浮島町の工業地帯に行くには川崎駅から直通バスの方が便利なのだが、
小島新田駅周辺にも工場はあるし、その途中にもある。
途中駅の鈴木町駅なんかは、海芝浦を思い起こさせる作りで、
いくつか改札があるのだがその1つは、味の素の工場専用改札だ。
改札を出るとすぐ味の素工場になる。
つまり従業員しか降りることができない改札なのだ。
なんだ大師線も鶴見線と同じじゃないか。
大師線はずっと多摩川沿いを走る。鶴見川沿いを走る鶴見線と似たようなものだ。
鶴見川と多摩川の間に作られたのがまさしく京浜工業地帯なのだから。

小島新田駅を降りて浮島町方面に向かうのだが、
まずJR貨物と神奈川臨海鉄道なる貨物線が幅をきかせているので、
それをまたぐ長い歩行者歩道橋を渡らなくてはならない。
歩道橋の前にはすでに大きな工場がある。

浮島町へは神奈川臨海鉄道の貨物線に沿って歩いていくことになる。
浮島手前は「殿町」という名称。
歴史を感じさせるような町名はこの辺までがもとからあった土地なのか。
しばらく行くと県営埋立地入口と書いてある。

浮島手前からいすずとかどでかい工場群がすでにある。
小島新田駅から1kmほど歩くとやっと浮島橋に到着し、そこを渡ると浮島町だ。
橋からは浮島の南にある島、千鳥町の工場群が見える。

浮島町の2.5kmほどの道路沿いの両脇に、物騒な工場群が密集している。
これだけ工場が集まっている島はなかなかない。
ここがもしかしたら最大の工場島かもしれない。

通り北側には多摩川があり、そこを越えるとすぐそこが羽田空港。
だから飛行機の離発着が頻繁にあり、工場群をかすめるようにして飛び立っていく。
浮島からも飛行機や空港だけでなくモノレールもよく見える。

土曜日の夜だが、工場帰りの労働者が時折、自転車や徒歩で帰っていく姿が見られる。
ただ基本的には川崎駅行きのバスを使っているようだ。

小島新田駅から歩いて1時間ほどで浮島の先端に到着する。
その先は、木更津に行くアクアラインだ。
こんなところがアクアラインの入口なんだな。
先端にはカーフェリー乗り場もある。
その前にとってつけたような公園があり、
一体工業地帯の先端のこの公園に誰が来るんじゃと思いきや、
意外や意外、夜の公園に子供連れの家族の姿が見られる。
どうやらつり場になっているらしく、一軒エサや釣具、軽食を売っている店もあった。
結構、夜釣りを楽しんでいる人が多くいた。
犬の散歩をしている人も公園内にはいた。
鶴見線沿線ほど強烈な異臭はしないが、紛れもなく工業地帯の真っ只中ではあるのだが。

先端に辿り着くと今度は小島新田駅に向かって撮影を開始していく。
工業地帯はすぐ会社の敷地になってしまって入れない道が多く、
なかなかいい撮影スポットがみつかりにくいというデメリットはあるのだが、
それでも数箇所ほど工場を真正面に見れる場所があり、
暗闇の中、三脚を取り出すと、熱心に何枚をシャッターを切っていく。

「夜景」といっても町の中にあるライトアップされた景色ではないので、
基本的に周りは暗いのでピンが合わなかったり、ぼけたりしてしまう可能性が高いので、
とりあえずいっぱい撮っておく。

あまりに暗い場合はシャッター速度をかせぐために、
ISOを400から800に変えて撮影する。
デジカメは便利だよな。ISOを変えられるんだから。
もしフィルムカメラだったらISO400とISO800のフィルムを別々に用意し、
2つのカメラに装填しなければ、使い分けすることはできない。
あらためてデジカメの便利さを知る。

高度成長期はとっくに終り、厳しい公害規制を逃れるためと、
高い地価、高い人件費から逃れるために、工場を東南アジアに映し出したのは90年代のことだと思うが、
それでもまだこうしていっぱい東京のすぐそばに工場群があることに驚く。
働いている人も全盛期よりは少ないだろうが、かなりいるんだろうな。

地図を見るとよくわかるのだが、社名には「日本」の文字が入ったところが多い。
「日本ユニカー」「日本合成アルコール」「新日本ガス」「新日本石油」「日本触媒」「日本酸素」・・・
まさしく日本の経済成長を支えてきた昭和の製造業の原動力企業なのだろうが、
空洞化が進んだ今、これらの企業名が一般ニュースに登場するのは少なくなった。
しかし、厳然と、東京のすぐそばに存在している。
工場群がここにあることが時代錯誤なのか、それとも存在隠蔽なのか、
単に注目されなくなっただけなのか、当たり前のものとして認知されているのか、
なんだか恐ろしい危険地帯がすぐそばにあるんだよな。
「テロ警戒」という文字が真に迫ってくる。
こんなところに爆発物でも仕掛けられたらすごいことになるんだろう。
現に工場内は禁煙徹底しているところが多い。
こんな風にして日本の一端を見ながら、夜景として絵になるところを選んで撮影を続けていった。

しかし、それにしても、相も変わらず酔狂だなと思う。
一体、何が僕を駆り立てるのか。
土曜日の夜に空気の悪い京浜工業地帯に出向き、
三脚とカメラとパソコン背負って、人けのない工業地帯を4時間近く歩き彷徨っている。
体がなまっているある種のガス抜きなのか。
歩き回って汚濁の工場地帯に輝く美しい夜景の姿を収めたいという、
ただそれだけなんだけど。

チャリじゃなく徒歩で歩き回ったせいか、カメラをぶらさげていたクビやら、
リュックを背負っていた背中やら、足やら節々が痛い。

ひとまず京浜工業地帯の北側はほとんど回った。
あとは横浜に近いエリアと、千鳥町の先にある2つの扇島に行かないとな。

浮島町の夜景でない写真を追加しました
今年のGWはすごい!
2日間休むと10連休になる。
まだ休めるかどうかわからないが、航空券がいくらぐらいするのか、
チケットが取れるのか、打診することにした。

日程と料金から考えるに近場の中国を選んだ。
ヨーロッパやアフリカはチケットだけで20万円なんてことになりかねないからだ。
場所は、中国・雲南省の大理という場所。
当然、圧倒的にチケットが安い、ネット旅行代理店のアルキカタドットコムに依頼する。
しかし、場所が辺鄙なせいか、チケット手配できないという。
仕方がないので旅行会社に頼むことにする。
HISは前にウルムチまでのチケットを打診した時、
ウルムチの場所も知らず、しかもえらく高かったので、
前にウルムチまでチケットをとってもらったマップツアー(現エーティービー)に打診してみた。

打診したのはGWで成田ー大理の往復。
しかしまず担当者から電話があった時に、「昆明経由ですね」というので、
「ふざけるな」といった。
単純に大理に近い雲南の拠点となる大都市が昆明で、
しかも日本から直行便があるから、安易に昆明経由といったのだろうが、
出発日が限られてしまうし、まして日本の航空会社だから高い。

わざわざ高いチケットを手配する必要はない。
中国なんだから、北京でも上海でも広州でもどこでもいいから、
ひとまず日本から中国の安いところまでのチケットを手配し、
そこから大理の国内線を手配すればいいわけだ。
だから「昆明経由ではなく、安い上海とか広州とかどこでもいいいから、
中国系の航空会社にしてくれ」とお願いした。

それからしばらくして、ファックスが届いたのを見てまたびっくり。
確かに言われた通り、広州経由で手配しているのだが、
その後、広州ー昆明、昆明ー大理とわざわざ乗り継ぎにしているのだ。

広州から大理は直接飛行機が飛んでいるのだから、
わざわざ昆明で乗り継ぐ必要なんかまったくないわけである。
日本国内線のわかりやすいたとえでいえば、福岡ー仙台と買えばいいのに、
わざわざ福岡ー東京、東京ー仙台と手配した大馬鹿者ということになる。
ようは、この担当者は昆明は知っているが大理は知らないから、
とりあえずなんでもかんでも昆明を経由しなければいけないと思い込んでいるのだろう。

しかし、バカなのはそれだけではなかった。
成田ー広州にノースウエスト航空を使っているのだが、往復10万円もするのだ。
おいおい、GWでもこんなに高くはないでしょう。
私はバカな旅行会社への不信感を募らせ、アルキカタドットコムほか、
他のネット旅行代理店でまったく同じ路線を同じ日程で調べたところ、
73000円ないし78000円である。
同じ飛行機で27000円も違う。詐欺ですよ。これは。

結局バカなこの旅行会社には二度と頼まないことにして、
面倒だが、手配するとしたらアルキカタドットコムで成田ー広州を予約し、
広州ー大理は直接、日本にある中国南方航空にお願いしようと思っている。
というのも中国の国内線は格安にはならないので、
別に旅行代理店を通そうが、直接航空会社で買おうが値段は変わりないのだ。
といってもあの旅行会社のようなバカな乗り継ぎルートを選ばれると、
55000円という値段になり、直接、中国南方航空に聞いたら、4万円前後だという。

みなさんも航空券手配の時は、旅行会社は気をつけてほしい。
担当者のレベルで手配の仕方が変わってしまうからだ。
特に大手格安航空券旅行社ほど、専門性がなく社員を大勢雇っているから、
まったく世界の都市に詳しくない。
だから上記のようなことが起こってしまうのだ。

辺鄙なところこそ、対人営業力のある旅行会社手配の方がいいと思ったのに、
皮肉な結果となってしまった。
バーレーンの試合、1-0で日本が勝った。
私はイラン戦で負けた時「日本は強かった」と書いた。
慣れない4-4-2なんてバカなことをジーコがやるから負けた。
今回慣れた3-5-2に戻して勝った。
ジーコはいらない。選手でフォーメーションもメンバーも決めればいいんじゃないの。
ジーコを解任できないなら、ジーコは何もせずそこで突っ立っててくれ。
選手が采配した方がいい結果が出る。

中田を変な位置にいれたせいでなかなか攻撃のリズムがとれなかったが、
3バックはほんと安定してみていられた。
両サイドの位置取りも4バックにした中途半端な時よりうんといい。
だから、はじめっから3バックにすればいいのだ。
イラン戦があまりにもったいない。
3バックにしていたら余裕で引き分けか勝ちだっただろうな。
そのぐらい、今の日本は強いはずなのだ。

今日も致命傷にはならなかったが、ジーコは大きな采配ミスをしている。
なぜ、精彩のない高原を使うのか。まったく理解できない。
玉田と鈴木、中田の連係はいい。
柳沢が練習試合で調子がよかったらしい。
先日のイラン戦も同点ゴールのお膳立てを作った。
ここ2戦、まったくいいところのない高原を使うジーコをみるに、
ジーコはサッカーをなんたるかを知らないんじゃないかと疑う。

中田と俊輔を共存させるために中田をボランチにした。
そのせいで前半、まったく攻撃が噛み合わない。
俊輔は中田を意識しすぎて、トップ下ではなく、鈴木、高原と3トップみたいになってしまっている。
中田もボランチなのに高い位置取りで、でもトップ下じゃないから中途半端な上がりで、
結局FWと中盤をつなぐ2列目がいなくなってしまった。

私はトルシエの時からずっといっているけど、
中田を3列目のボランチで使うのは非常にいいと思う。
しかし、1年ぶりにチームに加わり、しかも慣れないポジション。
これまで何のために練習試合をしてきたのか。
俊輔と中田を共存させ、4バックではなく3バックが効果的なら、
1年前から代表の試合に必ず中田を呼び、そこでこのフォーメーションを試すべきだった。
ぶっつけ本番でフォーメーションを試すバカがどこにいる?

選手交代も非常に遅いな。
今日の試合は神頼み的にただ祈るだけで解説をしないバカな松木ではなく、
非常に冷静に解説をしていたセルジオだったので、その辺もしっかり指摘していた。
まず、後半、15分前後でFWを一人変えるべき。
それが遅れた。
その後、1-0でリードした30分過ぎ、
私は「俊輔を変えて中田浩を入れろ」と叫んでいた。
俊輔と中田が共存していると、非常に前掛かりになって、
彼が中盤でたびたびしているパスミスを犯すと決定的な反撃をくらう可能性がある。
ボランチに守備的な中田浩を入れ、イエローを1枚もらっていて、
ミスが目立ち始めた俊輔は下げ、中田をトップ下にあずけてキープに集中させる。

ジーコはそれをやらずに、ロスタイム残り1分になって、
俊輔を変えて、中田浩ではなく、また欧州組びいきのジーコのアホが、
よりによって稲本を入れた。
危険ですよ。そういうことするの。
ポジションに一瞬混乱が見られた。
なぜここで攻撃的でしかも守備にファールする可能性のある稲本を入れるのか、
まったく理解に苦しむ采配だ。

それにしても日韓共催後、ずっとジーコがアホなことをやっているツケが、
本番で出てるよな。
選手層の薄さ。
右サイドは加地頼み。
彼は非常にいい動きをしていたけど、
彼がケガないし累積で出れなかったら誰が右サイドをするのか。
その代えのメンバーすら入っていない。
中田ぐらいしかいないんだよね。そこをやれる人が。

左サイドの三都主しかり、DFは3バックでまともに変えられるのは松田ぐらいしかいないんじゃないか。
ジーコははじめから4バックにこだわり、特定の好きな選手に偏った采配を続けているから、
こんなに苦戦してしまう。
もっと強いチームになれたのにな。

とりあえず勝ったからいい、と素直に喜べない。
というかあらためてジーコが監督をやっていることのリスキーさを浮かび上がらせる試合だった。

いっとくけど、ジーコを擁護し続けている川渕君の責任も大きいよ。
高飛車な態度で見ているだけだけど。

アジア最終予選、後半3試合は6月から。
まだ3ヵ月ある。
この3ヵ月でジーコ解任含めたイラン戦敗戦の反省をしっかりすることで、
ワールドカップ出場を確実にしてほしいな。
バーレーン戦に勝ったからジーコを解任しない、では済まされない。
ミスチルの新曲が1月から日清食品ならびにポカリスエットのCMで流されているのに、
未だ発売日未定で待ち焦がれている中、
桜井君がボーカルをつとめるBank BandのライブDVDが本日発売されました。
全18曲のライブ映像。いやーほんと、すばらしいです!
ミスチルとは違った形で桜井君の歌を、音楽を楽しめる、聴けるってすばらしいですね。

昨年Bank BandのCDアルバムが発売された。
基本的にはカバー曲。しかもかなりレア曲ばかり。
はじめて聴く曲、あまり聴きなれない曲を、
CDという耳だけではじめて聞いた時、ちょっと違和感があった。
桜井君が自ら作ったミスチルの楽曲のような、ボーカルと曲との一体感があまり感じられない。
まあ桜井君自身が好きだからもちろん聴いていたけど、
圧倒的にミスチルのアルバムを聴く比率の方が高くなってしまう。

しかしね、このライブ映像みて、ああ、このBank Bandの演奏してる楽曲を聴くのは、
CDという耳からのみの情報じゃなくって、ライブとしての映像と臨場感があって、
はじめてそのすばらしさがわかるんだなと見直した次第です。
CDなんかで聴くより、このライブ映像で聴いた方がよさが数倍になります!

しかも、CDアルバムに収録されていない曲もライブでやっていて、
「空席」真島昌利
「生まれ来る子供たちのために」オフコース
「昨日のNO、明日のYES」GAKU-MC
「ストレンジカメレオン」the pillows
「歌うたいのバラッド」斉藤和義
また、それが際立ってすばらしいんですね。
まああまり聴いたことのない曲のせいか、桜井君自身の曲みたいに見えるぐらい、マッチングしてる。

強いていうなら、バンドの設立背景からメッセージ性の強い曲が多く、
また昔の曲が多いので、歌詞がダイレクトすぎちゃって、
逆に気になるみたいな部分はあって、
その点、ミスチルのような巧みな歌詞がリズムに乗って、
何言っているかわからないぐらいメロディーとして耳を流れていくんだけど、
歌詞をよくよく読んでみると深いなみたいな、そういうものはない。

でもそんな些細な部分を吹き飛ばすぐらい、
歌い手桜井君の力強さ、演奏の力強さ、歌の力強さが、
CDのレコーディングなんかとは違ったライブという場ゆえに、
ダイレクトに伝わってくる。
ほんといいです。このDVDは。

ミスチルの場合はむしろ逆なんです。
CDとライブDVDどっちで聴く方が音楽としてすっと耳に入ってくるかというと、圧倒的にCDなんです。
完成度が違う。
もちろんコンサート会場で聴く本当の生というのはすごいんだけど、
ミスチルのライブDVDからは生のよさは伝えにくいし、CDのような完成度がないから聴きにくい。

そんなわけでミスチルの新曲がいつ発売されるか未だに未定なので、
しばらくはこのBank BandのDVDで音楽を楽しませてもらいます。
CDより絶対おすすめですね。
別に映像みなくってもいい。
ライブの力強い音を耳で聴いているだけでもすごいです。

それともう1つ付け加えるならば、プロデューサーではなくプレイヤーとしての、
小林武史はすごいなということ。
マイラバのコンサートで2度ほど聴いているけど、
あらためてこのBank Bandの演奏風景を見るに、
小林武史の演奏はすごいなあとあらためて感心してしまいます。

・「沿志奏逢」Bank Band全曲紹介
先週、鶴見線に乗って京浜工業地帯の写真を撮影した。
鶴見線に沿って、末広町島・安善町島・白石&大川町島の、3つの島を撮影した。
しかしまだ一番大きな扇町の島だけは回りきれなかった。
だから翌週、再び京浜工業地帯に行こうと思った。

そんなこともあって、なんとなく京浜工業地帯の写真を引っ掛けると、
美しい夜景の写真をアップしているサイトがいくつかあった。
どうも湾岸エリアのドライブついでにたまたま目にして撮ったという感じだ。
撮影された場所がどのサイトも「ちどり公園」だった。
私は神奈川の地図で調べたら、ちどり公園は、鶴見線が通っていない場所、
扇町からまだ2つ先の島だった。

鶴見線が通っていない島、かつ夜景。
はてどうしたものか。
私は久々にチャリンコを使って撮影旅行に出掛けることにした。
夜景を撮るため出発は16時と遅めだ。

私はひどいアレルギー性鼻炎で今、花粉症のせいかひどい鼻水状態なのだが、
集中力の妨げになるマスクはしていないが、そんな私がマスクを購入した。
なぜなら、京浜工業地帯はひどい異臭と砂塵でまみれているからだ。

撮影旅行にできればチャリンコは使いたくなかった。車も論外。
できれば歩きが一番ベストだ。
歩くスピードだからこそ、歩いている視線だからこそ気づく被写体があるからだ。
とはいっても、家からめざすべき京浜工業地帯にあるちどり公園まで片道8kmはある。
やむを得ないがチャリンコを使う。

そして私は地図を行きながら思わぬ事実に気づく。
鶴見駅から京浜工業地帯に行くまでの間にある町、
そこが昨年、訪れた鶴見沖縄&南米タウン(2004/11/16のつぶやき)なのである。

鶴見川南側には沖縄料理店や南米料理店が10軒以上集まっている地区がある。
そこには沖縄や南米から移り住んでいる多くの人たちがいまもなおいる。
その地区のちょっと先が、京浜工業地帯なのだ。

ちなみに川崎のグルメスポット、コリアンタウンもすぐそばが京浜工業地帯だ。
異臭にまみれ砂塵にまみれた汚染地帯。
そこで働く大量の工場労働者。
そのすぐそばに外国人移民地区。
無関係ではあるまい、と思う。

鶴見線沿い&産業道路ををチャリンコでこぎながら、めざすべきちどり公園の1つ手前にある島、
水江町島に向かった。
水江町島の手前、夜光という不気味な町の名前にある港から、
時間がちょうど夕暮れ時で、真正面にどでかい工場がある、とても美しい夕景が見られた。
地図で見ると東亜石油工場らしい。
やはり、この辺は石油工場が多いらしい。
地震が起きたら、京浜工業地帯はきっと火の海だろうなと思う。
東京湾に石油が注ぎ、泥まみれのやらせ水鳥でも見れるのか。
恐ろしいなと思う。
でかい工場のわりに、どこも見るからに老朽化していそうだからだ。

ここ以外はあまりいい撮影ポイントがなく、いよいよ暗くなってきた工業地帯を、
めざすべき千鳥町島へと自転車をこぐ。
そこで私は驚いた。
千鳥町島の入口にはセブンイレブンがあったのだ。

店がほとんどない工業地帯でコンビニがあったことに驚いた。
それだけでなく工業地帯で働く人たちが結構このコンビニを利用して繁盛しているのだ。

千鳥橋を渡り、千鳥町島へ。さすがに島自体にはコンビニはない。
暗闇の工業地帯は不気味だ。
しかし土曜日のせいかまばらだが働く人の姿が見受けられる。
いやだよな。こんな強烈なシンナーのような異臭のする工業地帯に毎日働くなんて。

撮影スポットでもあり一番のゴールであった千鳥公園は暗闇に包まれ恐ろしかった。
車はここから先は川崎港海底トンネルを通って、東扇島というこれまた人口島に出る。
私は公園内の暗がりをただひたすら先端の海が見える場所めざしてチャリをこぐ。
途中、公園から一歩通りに出て、電灯が照らしているところに猫が2匹。
おまえら、こんなところで生きているのか。
しかし猫がいるということはきっと食い物があるに違いない。
ニンゲンがいる可能性は大だ。

再び木々に囲まれた公園内をチャリで走り、やっと海が見える場所に出た!と思いきや、
そこにはなんと、夜釣りを楽しむ7、8人の男たちが。
彼らもこの暗闇の公園を通ってきたのか。
人がいて幾分ほっとする。やはりここにも猫がいる。やはりな。
それにしても京浜工業地帯は至るところに「釣り禁止」の看板があるのだが、
この暗闇の中で、わざわざ三脚持って鶴見からチャリで写真を撮りに来る奴も酔狂だが、
ここで夜釣りをする奴もなかなか酔狂だろうと思いつつ、
これだけ人がいるということは絶好の釣りスポットなのだろう。
もちろん水は汚い。しかし釣った魚を食べない限り、
釣れれば水の汚さは釣り人には関係ないのだなと妙に感心したりする。

この千鳥町島のさらに先の島には浮島町島があり、その隣の島が羽田空港である。
羽田空港の先は、私が先日撮影したモデル写真の品川埠頭やら大井埠頭であり、
その先が、お台場、浦安と続く。
逆に、鶴見より南の島に行くとしばらく京浜工業地帯の島々が続くが、
すぐその先が、先日撮影したみなとみらいエリアにでる。

この妙な位置関係がなんともいえないな。
東京にいれば、みなとみらいの夜景を見にいくだろうし、お台場にも行くだろうし、
羽田空港も利用するだろうし、ディズニーランドのある浦安も行く。
こうして東京・横浜ベイエリアは1つの観光スポットなわけなのだが、
その間にある数々の島々には、強烈なシンナーくさい異臭が漂い、砂塵がまいちり、
そして在日米軍の石油貯蓄所がある、京浜工業地帯がある。
そこには数多くの名の知れた大企業の工場がある。
東芝などがそのいい例だ。

私の鶴見の家のそばには東芝の社宅がごまんとある。
なるほど、なぜ鶴見という町は社宅が多いのかと思いきや、
京浜工業地帯の工場で働く人たちのベッドタウンだったというわけだ。

こうして私は、再び1つ1つの島々の夜景を撮りながら、鶴見へと帰っていった。
夜22時を過ぎていた。京浜工業地帯は広いのだ。

そして京浜工業地帯の一旦の島の脇を流れる大河が、私がさかのぼった鶴見川の河口である。
鶴見川のぼりをしたので、逆に河口はどうなっているのかいつか歩いてみたいなと思っていたが、
なんのことはない、京浜工業地帯の工場群の運河と化した河口なのである。
しかも地図を見る限り、鶴見線が鶴見川をまたぐ南は、川沿いの土手もなさそうだ。
海沿いは工場のある企業の敷地で覆われているから。

こうしてまた私のささやかな酔狂な撮影旅行は終わった。
いや、まだ横浜側の京浜工業地帯の島々はいっていないし、
羽田空港の手前の浮島町島にも行かなくてはならない。
まあしかし、昼はいいんだけど、夜、チャリをこぐのはかなりしんどいから、
余力があった時の楽しみにとっておこう。

京浜工業地帯の夜景はいつまで見れるのだろうか・・・。
「ライブドアに経営権が移ったらニッポン放送の番組に出ない」と、
江本孟紀、中島みゆき、タモリ、倉本聰、市川森一が発表した。
ニッポン放送を愛しているからこそ、
ラジオが何たるかを知らないホリエモンなんかの経営下で出れるかという論理だ。
しかし、待った!おかしくないか?
本当にニッポン放送を愛し、本当にリスナーを大事にするなら、
誰が経営者になろうが、これまでのいい番組作りをするために絶対に番組を降りないと表明するのが、
「本物」ではなかろうか。

たとえば、昨年のプロ野球騒動で、近鉄バッファローズという球団そのものが消滅し、
オリックスに併合されてしまうなら、
併合したオリックスなんかに行きたくないというのはわからないでもない。
しかし、今回のニッポン放送騒動は、別にニッポン放送がなくなるわけではないのだ。
経営者が変わってそりゃ経営方針の変化に伴い、番組作りも変わるだろうけど、
ニッポン放送がたとえばNHK放送に併合されてしまうというわけではないのだ。

ニッポン放送はれっきとして存在するのに、堀江君が来たから降りると発表したタレントたち。
こいつらは、結局、ラジオなんかまったく愛していないし、リスナーのこともまったく愛していない。
ただ自分がかわいいだけ、ホリエモンがなんとなく生理的に嫌いなだけ、
フジテレビのご機嫌を伺いたいだけなんだろうな。
一説にはラジオのギャラは非常に安く、ほとんどのタレントはギャラのいいフジテレビの義理で出ているだけだから、
この絶好の機会に降りてしまおうという考えではないかという評論家の意見もあった。

これはね、社員も同じね。
堀江君になったら社員を辞める。
バカじゃないの。
それは単に堀江君が来ると給与カットなどのリストラをされるのが怖いという自分保身のためだけで、
リスターのためとかいい番組作りとか何にも考えていない証拠でしょう。

バカなタレントとバカな社員のために一言いっておくけど、
別にね、堀江君が一人で全部の番組作りをするわけじゃない。
彼は株主としての経営者であって、番組作りの責任者ではない。
本当にリスナーのためとか抜かすなら、残ってこれまで通りリスナーのためのいい番組作りのために、
堀江君に助言してやるんだぐらいの心意気が普通はあるでしょう。
結局、バカなタレントもバカな社員も、自分のことしか考えていないってことでしょう。

そこで、1つ朗報。
この当たり前の考えを表明したタレントが現れた。
ナインティナインだ。

彼らは連日のニッポン放送騒動について、25日に独自の見解を示した。
同局のレギュラー番組「オールナイトニッポン」の公式HPで、
ライブドアへ経営が移った場合に降板を示唆するタレントに対してクギを刺したという。
「“リスナーを大事にしている”のであれば、リスナーを無視して、
経営が変わったらパーソナリティーを降りるということを発表するのはよくないと思う。
それでなくてもリスナーは不安やろうに…。
ナインティナインは今のところその意向はないので、皆さん毎週ラジオ聴いて下さいね」(デイリースポーツ)


これこそ、まっとうな考えでしょう。
これが本当にラジオを愛している人の正直な答えだと思う。

フジテレビのTOB(公開買い付け)が市場価格よりも低いにもかかわらず売った株主と同様、
結局、みんなラジオなんかどうでもよくってフジテレビという、
巨大マスメディアの陰におびえてご機嫌伺いしてるだけでしょう。
ホリエモンの側についてフジからにらまれたら大変なことになるっていうただそれだけ。
その本音を言わずに「リスナーのため」だの「番組のため」という本末転倒なロジックを使っている。

こういう態度でいるから、フジテレビに白馬の騎士(ホワイトナイト)として現れたソフトバンクに、
フジテレビの社員など歓迎の意思表明をしてしまうというアホなことをしている。
あんたら、ソフトバンクこそ、数年前にテレビ朝日を乗っ取ろうとした、
IT企業の「乗っ取り屋」の親玉ですよ。
ライブドア程度なら対等提携ができても、ソフトバンクなら飲み込まれてしまいますよ。
それに気づかずホワイトナイトだと喜んでいるバカなフジテレビ社員。
でもこの事件を契機に思うことは、もうラジオもテレビもいらないのだなということ。
ホリエモンの仕掛けが時代よりちょっとばかり早かったから反発を食らっただけで、
いずれはラジオもテレビもインターネットに吸収されることに変わりはないという、
それがわかったというただそれだけだな。

それにしても、なぜあんな素晴らしいはずの面々が降板発表したのだろうか?
よっぽどフジテレビに恩があるに違いない。
嫌味でいってるんじゃないです。サッカー日本代表。
イランに1-2でまさかの敗退。
しかし、この試合を見て思ったこと。
日本はやっぱり相当強いんだなということ。

ジーコという馬鹿げたハンデを背負いながら、
1年ぶりにチームとしてプレーする中田をはじめ、
4バックというシステムも含めて、もっとバタバタするかなと思ったけど、
日本の選手個々人のレベルが相当上がっているから、そういうことをあまり感じさせなかった。
だからね、ジーコ以外の誰もいいから普通の監督がやっていたら、
多分、楽にイランに引き分け、ないし勝ちを収めていたでしょうね。

ジーコの馬鹿げた采配のせいで、オマーン戦も北朝鮮戦もあわやまさかの引き分けか、
みたいなところまで追い込まれたけど、もともと日本の選手からすれば格下だったから、
起死回生のゴールが生まれた。
でもやっぱりこのレベル(イラン)には通じないですよ。
後半、大黒入れて柳沢入れて、1点差で負けてるけど、
きっとどこかでこれまでのように追いついてくれるはずだとどこかで期待してたけど、
やっぱりジーコのバカな采配のハンデを覆すまでには至らなかった。
そういう結果です。選手はよくやっていた。

試合の敗因は、ジーコがこれまでずっと中田を含め欧州組を呼ばなかったことにはあるんだけど、
それはさておき、今日の試合の細かい点をみていこう。

まず、FW鈴木がケガで出れなかったのがほんと痛かったな。
ジーコは選手の好き嫌いがあり過ぎる。なぜ高原を使うのか。
私には理解できない。今の高原に点を決めそうな気配はまったくない。

FWの一人は今の調子から見れば絶対に玉田だろう。
足の速い突破が得意な玉田に、ポストプレーができる鈴木の組み合わせだったら、
もっと前にためができて、攻撃に幅ができたのにな。
結局ジーコのあんぽんたんはスタメンの代役を育ててこなかった。
玉田、高原、大黒、柳沢・・・みんな似たタイプのFWで、
鈴木の代役になるようなタイプのFWをこれまで呼んでこなかった。

予選は長い戦い。ケガがあるかもしれないし退場してしまうかもしれない。
そういう時に備えて選手層の厚みを加えることが監督の大きな仕事。
それをしてこなかっただけでなく、そういう選手すら呼ばなかった。
それがこの結果だ。

やはり連係も悪かった。
慣れないシステムでことごとく選手が重なっていた。
右サイドで加地と中田がバッティングする。
左サイドで俊輔と三浦がバッティングする。
中で中田と俊輔と高原がバッティングする。
慣れないシステムの結果だよ。

後半の選手交代、小野を代えるのは間違ってはいなかった。
彼はイエローをもらっていたからだ。
しかしなぜ小笠原を入れる?まったく意味不明。
中田がいない時にスタメンで出ている生き生きとした小笠原の姿がそこになく、
ぎこちなくプレーしている。
それに苛立ち、後方のボランチに下がった中田がたまりかねて前線に出てくる。
ジーコの采配はチームの采配じゃない。
単に人気選手を同時に使いたいだけで、まったくチームのポジションとして機能していない。
小笠原にとっても中田にとってもああいう不本意な戦い方をさせてしまう、
あれは選手のせいじゃない。監督のせいですよ。選手がかわいそうだ。

俊輔はイマイチ精彩がなかった。後半、何度か一人で抜こうとしてパスカットされ、
ピンチを迎えるシーンが何度もあった。
小野は守備がまったく追いつけず、何度も何度も後ろから明らかなファールをしていたけど、
前半運よくとられなかったけど、さすがに後半イエローくらった。
でもそういう選手の状況を無視して、選手名だけで采配するジーコ。
小学生がテレビゲームで日本のオールスターチームで遊んでるわけじゃないんだよ。

この試合は引き分けでいい試合。
なのに選手はみなオフェンシブ。
だから攻撃の時にはみんなポジションかぶってバッティングしてしまうけど、
そこからインターセプトされると後ろは2バックしかいない。
その一瞬の隙を2度つかれた。それで負けた。当然の帰結でしょ。

右サイド、あれだけ空いてチャンスがありながら、
確かに加地のあがりはよかったけど、ほんと精度がない。
でもジーコは右サイドの代わりになる選手のコマを選んでいない。
だから変えられない。だからチーム力が落ちる。
だから格下なら勝てるけど、ちょっと強いとお手上げになってしまう。

今日の試合をみて思った。
本当は日本、もっと強いんだよ。
それをジーコがぐちゃぐちゃにしてしまっている。

お願いだから、ジーコ、やめてくれ。
あんたさえいなけりゃ、楽勝で日本はトップ通過しているだろう。
あんたがいるせいで、ひょっとするとBグループ4チーム中3位になり、
Aグループの3位と最後の切符をかけて戦うという、
非常にリスキーな試合を引き受けなくてはならなくなってしまうのだから。
選手がかわいそうだ。ファンがかわいそうだ。

来週水曜日、確か19時から、日本でバーレーン戦。
イランに負けてホームで勝たなければならないというプレッシャーの中、
また大きな今後を占う試合になりそうだな。